顔分析とコンプレックス

メイク
スポンサーリンク

顔分析とコンプレックスの関係性

きれいを求めると、気になるのが顔のコンプレックス。

  • 目が小さい
  • 鼻が低い
  • 唇が薄すぎる
  • 額が広い
  • あごが目立つ

など、自分では気になる部分がたくさんある…という人もいるはず。

人と比べたり、人からの何気ない一言が気になったりして、自分に自信が持てなくなってしまいますよね。

でもそれは、自分自身が一番コンプレックスに固執しているから。

コンプレックスの部分は、周りから見るとその人の「個性」や「味」として映ります。

コンプレックスをどのように見せるかは、自分次第なのです。

メイクによって、「コンプレックスを短所として際立たせるか」・「チャームポイントに見せるか」は変わってきます。

顔分析では、コンプレックスだけにフォーカスするのをやめ、顔全体のバランスを整えて魅力を引き出していきます。

コンプレックスの部分に力が偏る

コンプレックスに感じている部分には、無意識に力がこもっています。

力が偏っている部分にパーツは動いていくので、コンプレックスも顔立ちを変えてしまっている一つ。

目にコンプレックスがあると、上にパーツが上がっていったり、

唇にコンプレックスがあると、下にパーツが下がっていったりするのです。

メイクをする時も、

  • コンプレックスが目立って嫌だ…
  • コンプレックスを完璧に隠さなきゃ…!

などと、コンプレックスにフォーカスばかりしていると、どんどん力が入っていきます。

フォーカスするということは、力を与えること。

つまり、自らコンプレックスに感じている部分を目立たせているのです。

「コンプレックスは悪いものだからなくす」という考えはやめましょう。

無理に好きになる必要はありませんが、過剰に隠そうとしたり誤魔化そうとすると、自分の中でもより際立ってしまいます。

コンプレックスをどう対処するか?ではなく、一旦コンプレックスへの思いを手放すことも大切。

コンプレックスにこだわりすぎることをやめて、力を解放することで、顔のバランスも変わっていきます。

スポンサーリンク

顔分析でコンプレックスはどう変わる?

一つのパーツにこだわると、コンプレックスが気になっていくもの。

顔分析では、一つのパーツではなく、顔全体のバランスを見ていきます。

一つのパーツが、大きいか小さいかだけを見るものではありません。

顔全体で、

どの位置にそれぞれのパーツがあるか?

パーツの角度はどうなっているか?

パーツ同士の距離感は?

などを見ていきます。

例えば、

・唇が薄かったとしても、他のパーツが大きく存在感があった場合、唇が控えめなことで品が良い印象になったりします。

・眉が元々きれいな形に生えていれば、すっぴんでもハッキリとした顔立ちに見えます。

・頬がふっくらしているタイプは、パンとした感じが年齢より若々しい印象に見えます。

全体で見たときに、それぞれのパーツがどんな印象を与えてくるかが大切。

パーツ同士の相性もとっても重要なのです。

顔分析では、1つのパーツだけを見て判断しないので、自分でも気がつかなかった、長所に気づくことができるのです。

他の良い部分に気づくことができれば、自然とコンプレックスが気にならなくなっていきます。

そして、それぞれのパーツの良い部分を伸ばしていくことで、いつの間にかコンプレックスに思っていた部分もいかしていくことができます。

自分の顔の長所に気づくことで、コンプレックスへの力の偏りは徐々に減っていきます。

全体のバランスで、「きれい」を目指すと、コンプレックスへの執着がなくなっていきます。

顔分析で自分の顔の特徴を良く知ることで、自然と魅力が引き出されいくのです。

スポンサーリンク

なぜコンプレックスを隠そうとすると目立つ?

コンプレックスがあると、できるだけその部分を目立たないようにしたくなりますよね。

メイクでは、コンプレックスを隠そうとしがち。

隠そうとすると、いつの間にかメイクは濃くなってしまいます。

目が小さいからと、囲み目やつけまつ毛など濃いアイメイクをしたり、

鼻が低いからと、がっつりノーズシャドウをいれたり・・・

でも、コンプレックスは隠そうとすればするほど、目立ってしまうんです。

その理由は3つ。

  • チカラが入る
  • 色が濃い部分が目立ってみえる
  • 色が濃い方に引っ張られてみえる

1つずつ説明していきますね。

コンプレックスにはチカラが入りやすくなり、より目立つ

人は、日頃の生活で、クセや過ごす環境からの影響により、いつの間にか顔にチカラが入ってしまっています。

例えば、

スマホやPCに集中しやすい人は、目を細めたり、目を見開いたり、眉・目周りにグッと力が入りがち。

チカラが入る原因は、環境やクセだけではありません。

コンプレックスも、顔のパーツに過度にチカラが入る原因の一つ。

額・眉・目・鼻・唇など、コンプレックスに感じている部分は、無自覚でも、隠そうとしたり、どうにか良く見せようとする意識が働いています。

「唇がコンプレックスだから、いつもギュッと口を閉じている」

「おでこがコンプレックスだから、絶対見えないように気を張っている」

というように。

過度に意識を向けている部分には、力が入ります。

イメージとしては、ケガに気がつかなかったときは痛くなかったのに、気がついた途端に痛くなってきた!ってこと、ありますよね。

それと同じように、「コンプレックス」と意識している部分と、そうではない部分への、フォーカスの仕方は全く違ってきます。

コンプレックスに自分自身が執着するほど、いつの間にかどんどんチカラが入っていき、目立ちやすくなってしまうのです。

コンプレックスを、「隠さなきゃ!隠さなきゃ!」と思っているときは要注意!

コンプレックスに感じている部分にチカラが偏っていき、結果的により目立ってしまうことになります。

コンプレックスは、隠そうという視点でいると、目立つばかり。

「隠す」と「バランスをとって自然になじませる」は違います。

「隠す」のではなく、顔全体のバランスを見て、良い部分を強調したり、歪みやパーツの距離感などを調整していけば、コンプレックスは目立たなくなっていきますよ。

コンプレックスを誤魔化す濃いメイクで、より目立つ

コンプレックスを誤魔化そうとすると、ついつい濃いメイクになりがち。

コンプレックスの部分に、盛りまくれば、隠せる・改善されると思っていませんか?

実際、コンプレックスのパーツに、濃いメイクをするとより強調されてしまいます。

なぜなら、単純に、色の濃い部分が目立つから。

重ねまくって不自然になったパーツは、顔から浮き、主張が強くなります。

他の部分は手抜きなのに、コンプレックスのパーツだけ濃い。なんて時は、アンバランスさで、かなり目立ってしまいます。

例えば、

目が小さいのがコンプレックスだから、

囲み目メイクに、つけまつ毛にカラコンに・・・!と、かなり濃く仕上げているのに、

眉毛は左右バラバラで薄すぎ・唇は保湿リップのみ

なんて状態だったら、アイメイクだけが悪目立ちします。

不自然にメイクが濃い部分があると、自ら「私のコンプレックスはここです!がんばって隠してます!」と主張しているようなもの。

そして、洋服でも淡い色は膨張して見え、濃い色が引き締まって見えるように、メイクでも、濃くハッキリと発色させたパーツは引き締まって見えます。

目を大きく見せたいのに、濃くハッキリしたメイクをしてしまうと、キュッと引き締まり目は小さく見えてしまうのです。

濃いメイクをする場合も、全体のバランスを見ながら調整しないと、コンプレックスがより目立ちやすくなってしまいます。

コンプレックスを隠すやりすぎメイクで、パーツが動き顔が膨張して見える

コンプレックスを隠そうと、メイクを濃くし過ぎるとパーツが偏っていき、顔が大きく見えてしまうことも。

人の視覚的に、色が濃い方に動いて見えます。

気を付けたいのが、

  • シェーディング
  • ノーズシャドウ
  • チーク

この3つのメイクは、入れる場所や、濃さを間違えると顔のバランスが乱れてしまいます。

シェーディングとノーズシャドウは、影をつくることで、顔やパーツの形を変えて見せるもの。

色が濃い方に動いて見えるため、

シェーディングを入れすぎると、外側が濃く縁取られ協調されるため、余計に顔が大きく見えたり、

ノーズシャドウを入れすぎると、鼻が横に膨張して見えてしまいます。

また、ノーズシャドウにより、顔の中心に暗い色が入っていると、不自然で肌のトーンも暗く見えてしまいます。

シェーディングやノーズシャドウは、控えめにするか、思い切ってやめるのがベター。

小顔に見せてくれるチークも、入れる範囲と濃さがとっても重要です。

濃くボテッとチークをのせていると、頬が膨張して見えたり、

広すぎる範囲にチークをのせていると、顔が大きく見えたり、頬がたるんで見えることも。

どのパーツも、濃すぎるメイクは、よりコンプレックスを強調させたり、顔全体のバランスを乱してしまうので、要注意です。

スポンサーリンク

コンプレックスの部分にするべきメイク

コンプレックスの部分は、メイクを濃くし過ぎないことがポイント。

大切なのは、顔全体のバランスです。

顔タイプに合わせてメイクをすることによって、バランスを整えることができます。

パーツ1つで見るのではなく、顔全体のパーツとの距離感・位置を見ていきます。

パーツの距離感や角度を、バランスの良いところに動かしてあげることで、顔全体が整い、自然と魅力が引き出されます。

顔分析メイクでは、良い部分を際立たせ、さらに顔のバランスも整えていくので、自然とコンプレックスも目立たなくなります。

それでもやっぱりコンプレックスの部分には何か手を加えたい…!という時は、

コンプレックスに感じる部分は、濃くするのではなく、輪郭をハッキリさせるのが重要。

目が小さいと悩んでいるなら、アイシャドウやアイラインを濃くするのではなく、自まつ毛をしっかり上げて長さを出す。これだけで、目の輪郭はハッキリし、大きく見えます。

鼻が低いと悩んでいるなら、ハイライトを鼻筋に細くさりげなく入れる。光の反射で自然に鼻筋がスッキリとして見えます。

コンプレックスの部分は、メイクを濃くし過ぎず、元々の形をいかしつつ、良い部分を伸ばすという気持ちでメイクをするのが大切です。

スポンサーリンク

まとめ

・コンプレックスに感じている部分に力は入りやすい

・コンプレックスからの力の偏りによって、顔は変化していく

・コンプレックスへの執着をなくすと、力みがとれていく

・パーツ1つで判断するのではなく、顔全体で見ることで自分の顔の長所がわかる

・長所をいかしていくと、自然と全体のバランスも整い、魅力が引き出される

・コンプレックスの部分は、無意識にチカラが入りやすく目立ちやすい

・メイクが濃い部分が目立って見えるため、コンプレックスを隠そうと濃いメイクをするとより強調される

・人の視覚的に色が濃い方に動いて見えるため、やりすぎメイクは顔を膨張させる

・顔タイプに合わせてメイクすることで、自然とコンプレックスは目立たなくできる

・コンプレックスの部分は、メイクを濃くし過ぎず、輪郭を強調しつつ抜け感も大事に

The following two tabs change content below.
メイク講師 wakana
元美容部員。メイク講師として活動し、延べ300人の女性にメイクのアドバイスを行なってきた。
タイトルとURLをコピーしました